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▽奄美群島の特徴

鹿児島県鹿児島市から約380Km南下したところの位置より有人8島(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)の島々が点在しています。気候は、亜熱帯海洋性で、1年を通じて平均気温は20℃を超え、温暖で過ごしやすい環境です。   
また、約200万年前~170万年までにユーラシア大陸から切り離された島々が点在する奄美群島には、群島にしか生存しない固有種も多数いるため世界自然遺産登録に推薦されるほどです。

~ 奄美大島の特徴 ~

奄美群島で一番大きな島(面積712.39平方キロメートル)で、一市二町二村からなり、人口は59,000人程度です。本土と沖縄、両方の影響を受けながらも、独自の文化を持っています。
奄美市名瀬の“屋仁川”は鹿児島県でも有数の繫華街です。地理的には、北部は平坦な農地が多く、サトウキビの栽培などが盛んに行われています。
島の南部はほとんどが山地で、固有の生物が多く生息します。島全体が透明度の高い海に覆われ無数の川が流れる自然の宝庫です。また、島独自の島唄や、黒糖焼酎、大島紬など、個性豊かな文化が特徴です。

~ 加計呂麻島の特徴 ~

奄美大島の南に隣接する島で面積77.39平方キロメートルあり、人口は、1,200人程度です。大島海峡を挟んで奄美大島南岸と向かい合っていて地形は細長く、海岸線が複雑に入り組んでいるため、島の中心部は低い山が連なっています。
浜辺は、入り江にあるため波穏やかでカケロマブルーと言われる透明度を誇っています。
また、島内には小さな集落が30ヶ所程存在し、島の伝統文化と集落の自然が色濃く残っています。

~ 請島の特徴 ~

加計呂麻島の南に隣接する島で面積13.34平方キロメートルあり、人口は、100人程度で請阿室(うけあむろ)、池地(いけじ)の2つの集落があります。島の総面積のほとんどが山林で占められていて、島の北西にある大山(ミョチョン)岳からの絶景と美しいクンマ海岸などたくさんの自然が残っています。
島では、肉用牛と豚が飼育され、畜産が盛んです。南隣の徳之島からも確認できる距離に位置します。

~ 与路島の特徴 ~

加計呂麻島の南、請島の西に隣接する島で面積9.35平方キロメートルあり、人口は、80人程度で集落が1つあります。集落は、今でも家々が珊瑚石を積み上げて外壁としていて、サンゴの石垣が美しい集落として有名です。
南国の風土と風情が今も残こる島です。南隣の徳之島からも確認できる距離に位置します。

~ 喜界島の特徴~

奄美大島の東に隣接する島で面積56.93平方キロメートルの一島一町からなり、人口は6,600人程度です。全島ほとんどがサンゴを起源とする石灰岩で出来た島です。そのため年間2ミリの速度で島が隆起を続けています。飲料水も地下ダムからくみ上げて使用しています。
川がないため、島の周囲の海岸線はエメラルドブルーの輝きそのものです。
また、大型の蝶オオゴマダラの北限地として、また渡りをする蝶として有名なリュウキュウアサギマダラの集団越冬でよく知られ、本州から台湾方面へ向け南下するときの中継地となっています。

~ 徳之島の特徴~

奄美大島の南に隣接する島で奄美群島内では2番目に大きな島です。三町からなり、人口は23,000人程度です。
面積247.77平方キロメートルで島の中央には井之川岳(645m)を中心とした山塊が、北部には天城岳(533m)を中心とした山塊があり、多くの希少動植物が生息するエリアとして有名です。
奄美群島では最大の耕地面積を有していて、農業と畜産が盛んです。
また、奄美群島で唯一闘牛が盛んで、闘牛は400年前から島民が親しんできた伝統行事です。闘牛大会期間中は、島全体が熱気に包まれます。

~ 沖永良部島の特徴~

徳之島の南に隣接する島で面積93.65平方キロメートルの二町からなり、人口は12,000人程度です。カルスト地形が多く見られ、地下には大小200~300の鍾乳洞があります。
島自体が隆起サンゴ礁で出来ているため平坦で、南西に位置する大山は島でもっとも高く標高245メートルです。また、世界的に有名なエラブユリの生産が盛んで、生産量は日本一です。偉人西郷隆盛が流された島でもあり、縁の史跡の神社や復元された獄舎があります。

~ 与論島の特徴~

沖永良部島の南に隣接する島で面積20.8平方キロメートルの一島一町からなり、人口は5,000人程度です。与論島は、奄美群島最南端の周囲をリーフで囲まれたサンゴ礁の島で、砂浜は眩しく輝く真っ白さで、海はヨロンブルーと言われるほど青く透明度が高いのが特徴です。
遠浅の海岸線のお陰で波も心地よく打ち寄せ、島の南には沖縄本島最北端の辺戸岬が見え、文化的にも沖縄寄りです。